先日、期せずしてタンゴカズラ(フィロデンドロン タンゴ)の枝をいただきました。
観葉植物と暮らす!シリーズの第3話は、タンゴカズラの水耕栽培で、根が生えてくるまで気長に待ちましたよ〜というお話です。
- ガーデニングが素敵な民宿
- タンゴカズラをお部屋に迎えます
- タンゴカズラの水耕栽培方法
- 根が出るまで気長に待ちましょう
- 根よりも先に?
- 待望の根が出ました!
- 生えてしまえば根の成長は早い
- 植木鉢に植え替え
- そして、さらに3か月後の様子
ガーデニングが素敵な民宿
11月の初旬に、バンコクから車で4時間ほどかけて、カンボジアとの国境に近い、チャンタブリに行ってきました。
そこで一泊したのが、タイ人は「ホームステイ」と言っていますが、日本風に言うと民宿です。
オーナーの旦那様は建築士だそうで、お洒落な建物です。
そしてオーナー、つまり奥様は植物を育てられるのがお好きらしく、広い敷地は観葉植物などで、綺麗にガーデニングされています。
その中で、私が特に興味を惹かれたのは、屋外の大鉢で育てられている立派なモンステラ!
年中温暖なタイだからこそ、屋外でも伸び伸びと育つのでしょうね〜
あまりに長い時間にわたり見惚れていたため、よっぽど物欲しそうに思われたのでしょうか?
ホームステイの管理をされている、奥様のお母様が、
「モンステラは(バンコクにいる)娘のものだけど、私が育てている植物を切ってあげますよ!」
と、声をかけてくださいました。
「えっ!嬉しいです。ぜひお願いいたしますっ」
と、即答して案内される方について行くと、こちらも立派は葉っぱのツル性植物が!
植物の名前を教えていただきましたが、おそらくタイ名だったようで、私自身が簡単に発音できるものではありません。
頂いた時点では、「まだ名前を知らない植物」ということになり、数日後にはセロームかな?と思い、さらに数か月後にタンゴカズラだよね?という気になってきました。
インターネット上で見るタンゴカズラとは葉柄の雰囲気が少し違いますが、これ以上は調べ方がわからない〜
という訳で、もし違っていたら、どなたかが教えてくださるまでは、「タンゴカズラ」として記事を書いています。
タンゴカズラをお部屋に迎えます
チャンタブリからバンコクに戻ってくる際は、途中でいろいろと寄り道した影響で、8時間ほどかけて車で移動することになりました。
トランクに入れたタンゴカズラが弱らないかヒヤヒヤしていましたが、帰宅して確認してみると、なんとか大丈夫そう!
急いで水に差して、水耕栽培を始めます。
タンゴカズラの水耕栽培方法
さて、タンゴカズラの水耕栽培は、どのようにすれば良い?のでしょうか。
そして白い根は、いつ生えてくるのでしょうか?
インターネットで検索してみましたが、モンステラと同じです!というような文章は発見できるものの、写真付きで解説している情報を探しきれませんでした。
...となれば、
- とりあえずやってみるしかない!
- 弱る前兆がないか等をこまめに確認しつつ、気長に待ちましょう。
- そして、実際に水耕栽培してみてわかった事を記録してみます。
ということで、ここからが本題!の、タンゴカズラの水耕栽培記録となります。
根が出るまで気長に待ちましょう
とにかく情報がないので、新しい根が出てくるまで、どれくらいの時間がかかるのかわかりません。
1週間くらいで、兆候くらいはあるのでは?と考えていましたが、全く変化なし...
唯一、安心したのは、タンゴカズラの葉っぱは元気な状態を保ってくれたこと!
とりあえず弱っているわけではなさそうなので、このまま毎日、
- 葉水をあげる
- 水耕栽培の水を変える
ことを続けてみましょう。
根よりも先に?
さて、気長に待つこと10日目、水耕栽培している2本のうちの1本に、意外な変化点が現れました。
その1本は、節を2箇所残していて、下側の節は気根ごと水中へ入れていたのですが、空気中にある上の節から鳥のクチバシのようなものが出てきました!
...おそらく成長点...だとすると、根よりも先に出てきてしまっても大丈夫なのでしょうか?
水耕栽培では充分な養分が得られなさそうです。
心配していたとおり、その後、成長点はほとんど変化なく、恥ずかしがっているかのように、おとなしくしています。
なんにせよ、成長したい!というくらい元気だということなので、このまま様子を見続けましょう。
待望の根が出ました!
水耕栽培を始めてから12日目、とうとう根が出てきました。
水耕栽培の容器(ペットボトルを切って使っています)に触れただけで折れてしまいそうな新しい根は、長い間待っていただけに、私にはパールホワイトの輝きに見えます。
生えてしまえば根の成長は早い
水耕栽培を始めてから18日目、新しい根が生えてきてからだと6日目、根はぐんぐんと成長するだけでなく、他の根も生え始めました。
写真では上の方に写っているもう一本の方は、まだ根がでません。節を一か所しか残していない、もしくは葉を一枚しか残していない影響でしょうか?
下の方に写っている根が出た方のタンゴカズラは、上側の節の成長点も養分が供給されることを待ちわびているようですし、そろそろ植木鉢に引越ししてあげてもいいかな?
植木鉢に植え替え
はい! という訳で植木鉢に引越しです。
水はけがいい土の方が良いと思われるので、普通の園芸用の土に、ヤシがらを混ぜてみましたが、どうなのでしょうか?
植え替え後に水をまいてみると、すぐに植木鉢の底から水滴がしたたり落ちてきたので、水はけが悪くはなさそう...とりあえず当分の間はこれで様子をみてみます。
この記事を書いている時点では、植え替えから一週間経過しましたが、水から土に環境が変わった後でも、タンゴカズラは元気なようです。
一方で、空気中の成長点は?というと、まだ変化は感じられません。
しかし今は、地中の根がますます成長していると信じています。
地中の根の様子が見れるといいのですが、そういう訳にもいきませんね~
とにかく毎日、愛情を持って観察し続けてみます。
そして、さらに3か月後の様子
それで、最終的に水耕栽培から鉢植えへの移行に成功したの?って気になりますよね~
3か月が経過した現在の様子を、写真でご報告いたします!
ものすごく元気に成長し続けて、新しい大きな葉が4枚も増えました。
同じ環境でモンステラも育てていますが、タンゴカズラの成長の速さはモンステラの倍ちかくのペースで、そのうちにお部屋に置いておくことができなくなるのではないか?と、時期尚早な心配をしてしまいます!
毎日の成長を実感できる観葉植物として、タンゴカズラは優秀ですね!